~多くの女性に、もっと気軽に着物を~
東京都中央区月島の着付け教室『きものスマイル秋桜-cosmos-』主宰の梶原淳子です。銀座から地下鉄で5分、東京メトロ有楽町線・都営大江戸線の月島駅より徒歩3分の自宅個人教室で、笑顔になれる優しい着付けレッスンをしています☺
目次
2002年1月初版、今もなお、多くの人に読まれ続けている
2018年秋に映画化されたこの本、とくに茶道をしている人は良く知っていると思います。
『日日是好日』と書いて「ひびこれこうじつ」と読むそうです。
副題に「「お茶」が教えてくれた15のしあわせ」とあります。
私はこの本を以前通っていた着付け教室の茶道同好会の仲間が教えてくれました。とにかく、貸すから読んでみて、本当にいい本だから、とあまりにも勧めるため、義理もあり半信半疑で読んでみました。ところが、本当に、素晴らしい本だったのです。読み進めるうちに、とにかく共感しっぱなしで、茶道をしている人には”あるある”の話でしたし、サラリーマン生活をしていた40代の私にとって、胸にささる言葉ばかりで、涙を流しながら読んだものでした。茶道を知らない人にもおすすめです。茶道の教本とかではなく、著者が茶道を通して自分とどう向き合って人生を送っていったか、苦境を乗り越えてきたか、その茶道の先生にどう救われて励まされたかということが書かれています。
そこで、こちらのブログコーナーで、少しずつこの本から私が感銘をうけた言葉を紹介していきたいと思います。
「あなたは、すぐそうやって頭で考える」
まず本日紹介するエピソード。
本の中で、茶道の師匠は、傍らで、口頭で所作を指導します。これが、細かい!厳しい!数センチの足の運び、お茶碗の置き方の違いも指摘します。がんじがらめになり、主人公である著者は面を食らいます。だって、そうなんです、茶道を所作は本当にがんじがらめ、本当に参るくらいにこまかーーーーいのです。
でも、師匠は「あなたは、すぐそうやって頭で考える。頭で考えないの。手が知っているから、手に聞いてごらんなさい」と言います。
読んでいて、え?と思いました、だって、所作指導の細かさは、頭に入れないとできないものなんですから。主人公の著者もそう思ったに違いありません。「え?何言ってるの?先生が細かいこと注意するから覚えようと必死なのに」って。
「手が知ってるから、手に聞いてごらんなさい」
次にこんな文章がありました。
ところが、どういうわけか拍子抜けするほどスイスイと、お点前(おてまえ)ができる日があった。
先生が、ニコっと微笑んだ。
「ほらね、頭で考えなければいいの。もっと自分の手を信じなさい」
無意識で学んでいくこと、直感が養われる
ちょっと意表をつかれた一文でした。
この文章を読んだ後、私はしばらく考えました。・・・
どうしようもないとき、感覚で決めることってありませんか?
理屈ではわかっているけど、なんか体が受けつけない、心が受け付けない。
波動が合わないというか、直感が働くというか。
でも、これって、いいことだと思います。
最後は自分の直感を信じるべきのような気がします。
これは私の勝手な解釈ですが、
この本での師匠の言葉、手を信じなさいって、
こういう直感的な感覚を養うため、言っていたのかなと思います。
細かい所作を口頭で教えることによって、
”形で入った体や手は
「うつくしさ」とか「バランス感覚」とか「空気感」のようなものを無意識のうちに学び、
そして自分自身の本能的な感覚が育つのよ”と教示したかったのではないのかなと思います。
ー 手を信じろ -
でも、もっとこの言葉には含蓄された意味があるかもしれません。
私も道半ば、もうすこし「手を信じる」という意味を考えていきたいと思います。
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