神奈川県平塚の「だるまや京染本店」さんで、着物の洗い張り体験

『着物って楽しい!』
~ 生徒さまに、寄り添って ~
東京都中央区月島の着付け教室『きものスマイル秋桜-cosmos-』主宰の梶原淳子です。銀座から地下鉄で3分、東京メトロ有楽町線・都営大江戸線の月島駅より徒歩3分の個人教室で、コミュニケーションを大切にした、じっくり丁寧なマンツーマンレッスンをしています☺

洗い張りとは?

洗い張りは、きものならではのクリーニング方法です。
洋服なら、クリーニング屋さんでドライクリーニングなどをしますが、
この洗い張りというのは、
1.着物を解く。糸をすべて取る。
2.水洗いし、汚れをとります。たわしでゴシゴシ。
3.のりをひいて、生地をよみがえらせる。
という工程を踏みます。
すっきり、きれいになり、また仕上がりは反物状態になるため、洗い張り後は着物を仕立てることになります。
生地も清潔になり、なおかつ次に着る人のサイズにオーダーメイド。
着物が世代を超えて着られる訳がここにあります。

さて、その洗い張り体験、
私は夫とこちらのお店に体験へ行きました。
こちらです☞だるまや京染本店さんの洗い張り
神奈川県の平塚まで電車で片道1時間以上かけて行ってきました!
昔ながらの、布を張って乾かす洗い張りの方法を取っているのは、関東では2,3件だけだとこのお店の若旦那に聞きました。
ウェブを使ってこのように洗い張りというものを広めているのは、(関東では)こちらのお店だけではないでしょうか。
細い竹串のようなものを布に引っ掛けて、生地をピンとはります。
都内などで洗い張りをしている悉皆屋さん(きもののクリーニング屋さんです)は、高いところから先端を固定して垂らしながら乾かすという方法を取っているところが多いですが、この昔ながらの方法は、何度も繰り返しますが、関東で2,3件ほどだそうです。本当に貴重ですね。
もはや芸術作品。
布のアップはこちらです。
親指近くに、竹串の先端にある、ほそーい針が見えます。これを布の端に引っ掛けるのですが、大将がやるとスイスイできるのに、私と夫がやったら、ぶちぶち穴を開けたりまっすぐ刺せなかったりと大変でした。さすが大将、職人技…!(若旦那のお父上です。)
料理人の夫、私より器用にやっていました。ちょっとくやしい。
私も負けじと頑張ります。
がんばってピンと張っています。

私も洗い張りに出してみました

この体験後、何度かだるまやさんには通い、母の着物を洗い張りに出し、色も染め替え、サイズも直しました。その着物がこちらです。
綺麗に仕上げてくれました!こだわりの濃紺色、希望通りに色を出してくれました。さすがだるまやさん。
ちなみに、もともとはこの着物、オレンジ色だったんですよ。
この着物を着た姿はこちら。
金糸の袋帯に、ブルーの帯締め、薄いパープルの帯揚げでまとめました。

洗い張りという伝統的な洗濯、仕立て方法は、まさに今の時代にあっていると思います。
「ひとつの物を大切にする」
サステナビリティでもありますね。
ちなみにだるまやさんでは洗い張りの再生事例を紹介しています。
こちらです☞だるまやさんの再生事例

いつまでも、何十年も着物を受け継いでいきたいですね。この考え方、仕立て直す楽しさ、だから着物は楽しい!

東京都中央区月島の個人着付け教室『きものスマイル秋桜-cosmos-』
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『生徒様、お客様一人一人に寄り添って』教員歴19年、日本文化に長年携わり、現在は着付講師・着付師としてサービスを展開中|東京都中央区|マンツーマン指導個人着付け教室代表

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