東京オリンピックパラリンピックが1年延期になって
今日は、素直な気持ちを書こうと思います。
オリンピックパラリンピックが延期になって、私はがっかりしました。
もう辞めましたが、前職の専門学校(教育機関)は、6、7年もかけてオリンピックイヤーにむけ新しい学科を作り、ボランティア企画なども立て、2020年を最高の、集大成の年にしようとしていました。クルーズブームもあり、クルーズ科も作っていました。
ところが、この騒ぎです。
教育機関は、ある意味めちゃめちゃになりました。
上記の専門学校は、米国1年留学もしており、毎年4月上旬に100名以上の学生をアメリカのシアトルに送っていましたが、きっと今回の件でキャンセルになったでしょう。1年以上も前から準備し、複雑な米国留学ビザを取得したにもかかわらず、おそらく、すべてがキャンセル。
親御さんからの問い合わせ電話にも、追われていることと思います。
こういう教育現場の事情がわかっていましたので、今回の延期は、本当にやるせない気持ちになりました。
だから、私はずっと沈んでいました。
ところが、今晩のNHKのスポーツ番組を見て、アスリートのコメントを聞き、一気に明るい気持ちになったのです。
オリンピックが延期になって、一番ショックを受けているのは、選手たちでしょう。テレビのインタビューで、正直に「心が沈んだ」と答えた選手もいました。でも結局最後には「前向きに頑張るしかない」とほとんどの選手がコメントをしていました。
選手にとって4年に1度の大会、ピークを7月にもってくるためすべて調整していた選手たち。この、オリンピック選手こそ、今、辛いんです。
でも、
あの人たちは、強い。
『オリンピックでちゃんと輝く。前向きに、前向きに、頑張るしかない、コロナに打ち勝ち世界中の人たちに喜んでもらいたい。』
このように回答していたのです。
本当に、自分自身が一番傷ついているはずなのに。
この言葉に、私は胸が痛くなったというか、熱くなったというか、いたたまれない気持ちになりました。と同時に、明るい光が先に見えたような、温かい気持ちになりました。私たちが、逆に「選手たちに」励まされたんです。
チャンスを奪われたことに恨み言一つ漏らさず、むしろ「さらに成長する時間をいただけた」と公でコメントし明るく前を向いた言葉を発することができる力。
本当に、あの人たちはすごいです。
その明るく前向きな発言のおかげで、私たち視聴者がこんな暗い時勢の中、明るい気持ちになれるんです。前向きになれるんです。
アスリートたちに心から感謝したいと思いました。
彼らにに尊敬の念を持たざるを得ません。
勇気をもらったという陳腐な言葉では片づけられないほど、選手たちは私たちに明るい道を示してくれました。
ありがとう。
私も、がんばろうって、前を向くことにします。
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