簡単☆半衿のつけかたとポイント

半衿をつけるとき、ある部分は縫わなくてもOKです!

こんにちは。
今日は簡単にできる半衿つけをご紹介します。
(※わかりやすくするため、黒の糸で縫っています。)
① 内側からつける。長襦袢の背縫いと半衿の中心を合わせ、マチ針でとめる。
② 背縫いから衿肩あきまでは、少し(5ミリほど)つらせてとめる。(※内輪差を出すため。半衿は短く、長襦袢は長く)
③ 先端から5㎝、20㎝のところにマチ針をとめる。
④ ②の背縫いから衿肩あきまでは1㎝くらいに細かく、その他はざっくり縫う。※ただし、先端から5㎝~20㎝のところを避けて。(写真のとおり)
⑤ 全部縫ったらひっくり返して、ざっくり縫う。
※縫い糸は、木綿糸ではなく、ポリエステル糸で縫ってくださいね!
(左の糸がOK! 右の糸はNG)

☺なぜ縫わない部分があるの?☺
手順④で説明した通り、下のほうに縫っていない部分があります。両端から5㎝から20㎝の部分です。先端から5㎝は縫っています。
この部分は、衿芯を入れる部分です。
全部縫ってしまうと、衿芯を入れる部分は両端の袋の部分からになります。真横から入れることになりますね。そうすると、衿芯を全部入れたとき、左右の入れ方のバランスを調整したり、引き抜くときに指を突っ込まなくてはならず、不便です。でも、衿芯入れのスペースを作れば、簡単に指が入れられ衿芯を動かすことができます。
衿芯を入れると、
こんな感じです。
衿芯の両端は、開け口から出てくることはありません。
ちなみに、
私は半衿をつける前にアイロンはしません。付けた後にします。最初からアイロンをしてしまうと半衿を引っ張りながら衿にピタっとつくような縫い方ができないので、あとでかけています。
いかがでしょうか。
半衿つけは色々な方法がありますが、私はこのやり方が一番楽です。

当教室では、プライベートレッスン修了後、継続コースに進まれる方に特典として「半衿レッスン」サービスをご提供しています(他選択サービスあり)。☺
生徒さんには手取り足取り、じっくり無料でご指導させていただきます💛

 

 

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『生徒様、お客様一人一人に寄り添った着付けサービス』をコンセプトに、東京都中央区月島にて個人着付け教室を主宰。日本語教師、英語教師と教員歴は19年、日本文化にずっと携わりながら現在は着付講師に専念!

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