~ 生徒さまに、寄り添って ~
東京都中央区月島の着付け教室『きものスマイル秋桜-cosmos-』主宰の梶原淳子です。銀座から地下鉄で5分、東京メトロ有楽町線・都営大江戸線の月島駅より徒歩3分の個人教室で、コミュニケーションを大切にした、じっくり丁寧なプライベートレッスンをしています☺
「いろいろあるけど、やはり、これが原因ね」
【2020年11月18日投稿】
こんにちは。
先日、着付師の大先輩とお話する機会があり、
きれいな着付け方法について話が盛り上がりました。
そこで出た話題は、
「衿合わせ」
について。
長く着ていると
① 衿元がぐだぐだになり、しわぽっくなる
② 半衿が見えなくなってくる(衿元が詰まる)
③ 左右どちらかの半衿だけ詰まってくる
などという現象が起きてくる。
さて、その原因は?
ということで
いろいろ大先輩から教えてもらったところ、
こんなことをおっしゃっていました。
以下。
「原因はいろいろあるけど、
たとえば、
長襦袢の胸ひもをかけたとき、
半衿の先がかかっていない、とか
また、その半衿の先をまっすぐ伸ばしていないとか、
伊達締めでしっかり押さえきれてないとか、
そもそも補正の問題、とか、
でもね、
やっぱり、
一番の原因は
左右の肩の高さの違い、かしら」
そ、
そうか・・・
「土台がまっすぐでなければ、
その上のものをどんなにきれいにしても
歪んでくるわよね。」
たしかに、
着物は1枚の布、
長い時間、体がいろいろ動き、
さらに重力も加われば、
きれいに着付けても、
どこかに少しずつ負荷が加わり、
その影響がなにかしらの形となって表れてきてしまう。
① 衿がぐだぐだになったり、
② 半衿が見えなくなったり、
③ 左右どちらかの半衿だけ詰まってきたり、
と。
結局補正の問題ということになりますが、
「左右の肩の高さを同じにする」
というのが
衿元の崩れを直す、
大きな一つの方法かもしれませんね。
左右の肩の高さが同じ人は
ほとんどいないと思います。
どちらかの肩が下がっていたり、上がっていたりすると思います。
ちなみに、私は左肩のほうがかなり下がっています…。
(歪み切っている私の体・・・泣)
なので、
どなたも、
肩の高さ補正はしてもいいと思います。
さて、
そこで肩の補正についてですが、
大先輩もおっしゃっていましたが、
やはり「脱脂綿」を入れてあげるのが、
一番手っ取り早いですね。
こんな感じです。
周囲は段差がないよう、
脱脂綿は裂いて当てるとGOODです!☺
(※写真では肌襦袢の上に置いていますが、
和装ブラと肌襦袢の間に入れてもいいです)
大先輩曰く、
「留袖や訪問着の場合は
もちろんしっかり補正しますが、
カジュアルな着物を着るときも、
ちょっとだけ補正すると
だいぶ違いますよ」
とのこと。
ついつい、
普段着物だから、補正なんてしなくてもいいか、
と思いがちですが、
でもちょっとやるだけで
衿元の崩れがなくなるなら、
ぜひ、やってみたいですよね。
左右の肩の高さを合わせるということを
意識するだけで、
だいぶ衿元もきれいになるなんて、
やらなきゃ損、です!
さて、
あともう一つ、
私個人がおすすめなのは、
和装ブラをすることです。
私事ですが、
私の胸は垂れていて(悲)
デコルテがかなり平らで(悲)
肩が猫背のように内巻になっているという(悲)
板に、ちょっと胸(しかも下方に)がついているような、
ふっくらきれいな鳩胸ちゃんとは
全くかけ離れた、
コンプレックスだらけの胸元なのですが、
和装ブラで、
かなり改善しています!
和装ブラは
だいぶ鳩胸ちゃんにしてくれますよ。
ということで、
着物でおでかけのときは、
肩補正プラス、和装ブラ着用も
おすすめします~!☺
和装ブラに補正が入るタイプのものが一番GOODかも!!
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