【着付けのポイント】半衿が左右対称にならない理由「ベスト5」

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東京都中央区月島の着付け教室『きものスマイル秋桜-cosmos-』主宰の梶原淳子です。銀座から地下鉄で3分、東京メトロ有楽町線・都営大江戸線の月島駅より徒歩3分の個人教室で、コミュニケーションを大切にした、じっくり丁寧なマンツーマンレッスンをしています☺

「先生、どうしても左右対称にならないんです」

【2021年7月14日】

こんにちは。
先日レッスン中に、生徒さまより
半衿の出方がどうしても左右対称にならないというお悩みを伺いました。
継続コースは自由にレッスンテーマが選べますので、
次回はこの半衿特訓をしましょうねとお伝えましたが、
本ブログにても
どうしてそうなってしまうか、
主なその理由を5つ、皆様と共有させていただきますね。

着付け直後に左右対称にならない場合と
お出かけしていてどんどん左右対称にならなくなるという、
2つの現象がありますが、
今回は主に前者のほうでご説明いたします。

早速ですが、ベスト1から…

理由ベスト1: 「ブラジャーが原因」

着付けをしていると、
身体の動きに伴い、お胸が左右に揺れ、
その重力で長襦袢が引っ張られます。
和装ブラジャーのようなホールド感たっぷりのブラジャーをしていれば
押さえつけられていますので、その引っ張られ感はありませんが、
普通のブラ、カップ付きキャミソール、スポーツブラなどをしているとき、
お胸が体の動きによって左右上下と揺れていくと
ブンブンと振られて半衿もどんどん引っ張られます。
そして、崩れていきます。

まずはブラから変えると結構解決します。

(出典:たかはしきもの工房)

ちょっとの揺れの積み重ねが、
大きな崩れの原因となる。
万事に言えますね。

 

理由ベスト2: 「長襦袢の背中心に背縫い線がきていない」

左右対称 の作りになっている長襦袢を
左右対称 に着なければ、半衿の出方も
左右対称 にはなりません、ね。

理由ベスト3: 「長襦袢の衿合わせをした後、衿先がまっすぐなっていない」

長襦袢の衿先って結構下の方にありますよね。
意外とそこまで神経を使わないという方が多いのですが
でも、重要ポイントですので
注意を払っていきましょう。

胸ひもをかけた後、
下前の衿先がフニャっとしていたり
ぐしゃぐしゃっとなっていたりします。
そのままにすると、
下にずれて落ちてきやすくなります。
そうすると衿がどんどん落ちてきます。
特に下前。見えない分、注意も払わなくなりますので
気を付けましょう。

ここを
伸ばしてあげましょう。

腰の方まで伸ばしてあげると
お出かけしても簡単に落ちてきません。

※写真では胸ヒモをかけていませんが、
実際はヒモをかけたあとに伸ばしてみましょう。

理由ベスト4: 「着付け中の所作が…”激しめ”」

上の理由ベスト1に関係しているかもしれません。
胸の揺れが収まっても、
長襦袢が終わり、着付けをしている腕の動きが激しかったりすると
衿も引っぱられます。
長襦袢が終わった後、
着物着付けに入りますが、
「ジェントルに」
「優しく」
「そっと」
着付けるようにしてください。

やさしくです。

力をいれるときは
腰ひもを結ぶ時だけ。

あとは
脱力です。

理由ベスト5: 「コーリンベルトを留めた後、半衿の出方をチェックしていない」

コーリンベルトをとめたあと、
背中のしわ取りなどをしますが、
そのまま伊達締めにすぐいかず、
衿元を確認してみてください。
あれ?なんだか詰まっている、
左右対称ではない、と気づくはずです。
そもそも
長襦袢の衿合わせが左右対称ではないという場合は
アウトですが、
着物の衿合わせがずれている場合がありますので
ここで最終調整をします。
まだ伊達締めで押さえていませんので自由がききます。
半衿の出方を調整し、
よし、これでいいぞ!
と思ったら
伊達締めGOです!

その他の原因はある?

ちなみに、
もう一つ半衿が左右対称にならない大きな原因があって
これは万人ではないんですが、
私のようにどちらかの肩がけっこう下がっていたりすると
半衿が左右対称にならなくなります。(時間が経つと特に顕著です)
私は左肩が下がっている人なので
いつも左肩の上に脱脂綿を置いて
厚みを持たせて補整し、着付けていますよ。

ということで、
みなさん、
衿合わせは着付けの最も難関箇所にはなりますが
納得のいく衿合わせを目指して
頑張ってみてくださいね💛

 

 

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『生徒様、お客様一人一人に寄り添った着付けサービス』をコンセプトに、東京都中央区月島にて個人着付け教室を主宰。日本語教師、英語教師と教員歴は19年、日本文化にずっと携わりながら現在は着付講師に専念!

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