名古屋帯の収納方法のコツ!「たれ先」「お太鼓」を崩さないように

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【月島駅徒歩3分】東京都中央区月島の個人着付け教室『きものスマイル秋桜-cosmos-』です。自装&他装コース・1対1の個別指導・完全マンツーマンレッスンをしています。近隣エリア(月島・佃・勝どき・晴海・豊海・豊洲など)への出張着付け&ヘアセットも実施中!

シーズン終わりの作業✨

【2024年9月25日】

昨日のブログに引き続き
夏物の衣替えの様子をご紹介いたします。
昨日は夏着物(ポリ素材)の洗い方について
ご紹介させていただきました。
夏着物の洗いシーズン、ポリエステル素材の洗濯のコツとは?
本日は
夏帯のしまい方についてご紹介いたします😊
夏帯はすべて名古屋帯です。
素材は正絹。

ちなみに
今回ご紹介するしまい方は
季節問わず
名古屋帯のたたみ方の基本なので
通年使えるコツになります。この4本を収納していきます。

まずは
収納の前に、
普段シーズン中に使用していたときの
たたみ方をご紹介します。
当教室は「帯セット結び」という楽ちん帯結びを
しておりますので(特殊器具や教材枕など使用していません)
その帯セットのまま簡単に畳んでいます。
省スペースのために
縦に重ねてコンパクトに。
コツはたれ先をつぶさないこと、
お太鼓の部分はそのままキープすることです。
崩さないようにすることです。↑帯枕が入る部分はこんな感じですよ☺️

では、シーズンが終わりましたので
たとう紙に収納していきます。
(シーズン中はたとう紙には収納しておらず
上記のように出しっぱなし。
夏の間あまり着る機会がない方は
以下の収納のしかたを常にされておくと
いいと思います✨)

ちなみに、前提として
「当教室の帯セット結びの場合」
ということで説明していきます。
後結びや前結びの方は
別途お太鼓の場所を潰さないやりかたで
収納していってくださいね。

では行きますね。
まず、帯専用のたとう紙を開き、
その上に帯を置きます。
表を下にして置いてくださいね。
その時も、ポイントは
お太鼓の形をそのまま残すことです。
さらに
たれ先の形もそのまま、崩さずに
伸ばしておくこと
です。
↑お太鼓のS字を残しています。

ここでまっすぐすべて伸ばして
帯を収納される方がいらっしゃいますが、
お太鼓の真ん中に折り目が入ったりしてしまうので
それはやめてくださいね。

次に、三角の部分を右にもっていき、
とりあえずフロント部分の柄を真ん中に持っていきます。
これも柄が潰れないため。
柄の真ん中に折り線が入らないため。
(全通柄の帯の場合は
この工程は無視してください)↑柄が潰れない位置(まん中)にきたら
三角部分をきれいにたたみます。

次に長い手先を手前に折ります。
(垂れ先の線が目安です)↑さらに右に流して

そしてさらに左に流して
屏風だたみ(ジャバラ折り)していきます。↑はい、最後までたためました。

ちなみに、下のように
帯を畳んでいたら
たとう紙からはみ出る場合があります。
(帯用たとう紙は微妙にメーカーによって大きかったり小さかったりします)↑そのような場合は
たとう紙を帯に合わせて折ってしまってくださいね。
はみ出す感じに折ってしまってOKです。

反対側、左のほうも
帯のはみ出し具合に合わせて
折っていきます。はい、完成です。
紐を結んで収納☺️余談ですが
たとう紙のこの白い紐は
2回からげで蝶々結びをしたほうがいいです。
1回からげだとほどけやすいです。

以下のように
私はたとう紙に付箋を貼っています。
どんな帯が収納されているかわかるように。ということでこの日は4本の夏帯を
たとう紙に収納しました。

来シーズンまで
この棚に眠ってもらいます。
ちょっと下の方に入れました。↓正面からみるとこんな感じ。
白い布をかぶせて
スッキリ見栄え。
さらにカーテンをひいて
シンプル棚に✨この棚は毎度おなじみ
教室の隅のほうにある着物棚です。
(カーテンは100均で買ったグッズで作りました)

ということでいかがでしたでしょうか😀
ぜひみなさんも
夏の帯の収納に少しずつチャレンジしてみてくださいね。
当教室の帯セットはシーズン中もシーズンオフの収納時も
とってもコンパクトにたたみやすく、
しかも帯結びもしやすいので
とっても機能的なのでございます✨
嬉しい限りでございます✨
(自分で言っちゃった笑)

さて、
今度は別のブログで
正絹の夏着物の悉皆屋洗いの出し方について
いろいろご紹介していきたいと思います。
乞うご期待!🍀

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