腰ひもと胸ひもは別物!着付けでの正しい締め方

着付けのポイント、腰ひもと胸ひもの強さの加減について
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腰ひもはしっかり、胸ひもはやさしく──体を守る着付けの知識✨

【2025年8月12日】

本日は「腰ひもの締め方」について
書いていきたいと思います。

腰ひも結びは「命」であり
ここが緩むと着崩れます。
というのは皆さんご存知ですよね。

ところで、
「私はひもの締めつけが苦手です💦」と
おっしゃる方がいますが、
その方々は
もしかしたらすべてのひもを
腰ひもと同じ強さで結んでしまっているかもしれません。

まず、ひもには2種類あって、
腰ひものほかに「胸ひも」というのも存在します。
アンダーバストに締めるひものことです。
礼装着付けや浴衣、長襦袢のときに締めるひもですね。

この胸ひもは、実は
腰ひもとは違います。
胸ひもと腰ひもは別物です。
別物というのは、
結ぶ加減が異なるという意味です。
内臓から離れ骨に守られている腰部分と
みぞおち近い、内臓がすぐ近くにある胸部分と、
痛みの敏感さが違うので
ひも結びの強さは同じにしてはいけません。
危険です。
なので、
「私はひもの締めつけが苦手です💦」と
おっしゃる方は
すべてのひもをがっちり結んでしまっている可能性があります。
(もともとすべてのひもが苦手という人もいますが)

なので、腰ひもはしっかり、
胸ひもは人によっていい塩梅に結ぶ、が正解です。
え?いい塩梅ってわかりづらい、となりますよね。
いい塩梅とは、
締め付けが苦手な人は、やさしくゆるやかに、からげ結びで、
ある程度締め付けが大丈夫な人は、ややしっかりと方花結びで、
ということになります。
自分の体質に合った加減で結ぶと良いと思います。
(これは腰ひもに適用してはいけませんよ、腰ひもは全員しっかりお願いします)

2箇所のひもの加減、
別々ですので
気をつけながら着付けてみてくださいね。

コツがわかると
着付けがぐっと楽になりますよ。
そうすると、お出かけもしたくなるし、
お食事にも出かけたくなります。
おしゃれとしての着物がもっと楽しくなると思います😊

ぜひ上記を参考にして着付けてみてくださいね🍀

 

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