夏の着物「絽」と「紗」、遠目から見た違いってある?

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同じようで同じではない?!

こんにちは。
絽と紗は、夏の着物の定番素材ですね。(私は透け透け着物と呼んでおります。笑)
着用期間は7、8月の盛夏の時期と言われていますが
今は温暖化で暑くなってきているので、6月中旬から9月中旬までアリではないかと個人的には思っています。なんなら6月上旬からOK?

この2つ以外も夏着物、いわゆる薄物の素材はありますが
あえて今日はこの2つの素材の違い、とくに遠目から見た時の違いを説明しようと思います。
(※使用写真はすべて楽天市場から引用)

まず、素材感の違いを。
絽は縦線が入ったような生地ですね。
紗はまんべんなく隙間がある感じ。

絽は半衿によく使われます。
ちなみに、この模様を絽目といいますよ。

それでは、全身を。

なんとなく、
どちらも
同じ感じ?

絽の着物をじっくり見てみると…

袖口の透け感が夏着物っぽいですが、
近くで見ないと絽目が分からない気もします。

では
紗の着物を反物を広げた状態で、
バックを白にしてみてみましょう。

【裏側】

あれ?
肩のあたり、
袖のあたりに
ゆがんだ、というか
波打った模様が。

そうなんです、
この模様こそ、遠目で見た時の紗の特徴です。

静止画ではわかりづらいですが、
動いている姿だと、
この波打った模様が遠目からみてよくわかります。
ゆらゆらと、袖や裾がひるがえるたびに、
このニュアンスのある模様がいろんな形を変えて表現してきます
(モアレ感といいます)

 

【おもて側】

どうですか?
遠目ではこんな違いがありますよ。

以上が夏着物の、遠目でみたときの
「絽」と「紗」の違いになります。
静止画より、実際に動いている時に
この違いが顕著に出るかと思います。
ポイントは「モアレ感」ですね。😀✨
近くで見れば、生地の違いはわかりやすので
今回のブログでは遠目で見たときは、
ということに絞って説明してみました。
よろしければ参考にしてみてくださいね☘️

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