着付けがなかなか上手にならない時の処方箋

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東京都中央区月島の着付け教室『きものスマイル秋桜-cosmos-』主宰の梶原淳子です。銀座から地下鉄で5分、東京メトロ有楽町線・都営大江戸線の月島駅より徒歩3分の自宅個人教室で、笑顔になれる優しい着付けレッスンをしています☺

着付けでスランプになったときの4つの処方箋とは?

【2020年7月10日投稿】

こんにちは。
習い事やスポーツ、仕事、勉強など
世の中学び続けて成果が出るくるものが
たくさんあります。
学んで習得し、熟練していく。

しかし、
世の常といいましょうか、
途中で嫌になったり、
成果がでなくて諦めたくなったり
そういう心が弱くなってしまうことは
どうしても出てきてしまいます。

もちろん、着付けもありますよ。

今日のブログ記事のタイトルは、
「着付けがなかなか上手にならない時の処方箋」
です。

私なりの経験を踏まえて、
私なりの意見として、処方箋を書いてみようと思います。

ちなみに、
私は語学教師も約20年ほどやっていました。
その経験も踏まえ
着付けを学んでいく中で
心が弱くなりそうになったときの
4つの処方箋を書いてみようと思います。

=処方箋=
① 人と比べない。
② 人にはなかなか上手にならない時期、「スランプ」があると認識する。
③ 技術の向上は、まっすぐ右肩上がりではなく、小さな浮き沈みの波を描きながら右肩上がりになっていくと認識する。
④ ①~③を認識したら、ちょっと休んでみる。

です。

=解説=
➜①人と比べない」は、「わたしだけできない」、「あの人は器用だから覚えるのが早いんだ、私は不器用だからなかなか覚えられないんだ」と思いがちの方は、「人と比べてしまう」傾向があります。自分のペースでいいんです。人より時間をかけて、ゆっくり何度も練習して、何が悪いというのでしょうか?そんなあなたを誰も批判しません。そもそも2,3か月で着付けは習得できません。人によって、半年でできる人、1年でできる人、3年でできる人、さまざまです。でも、それぞれでいいんです。10年かかってもいいんです。人は人、自分は自分です。そう認識しましょう。

➜②「人にはなかなか上手にならない時期、「スランプ」があると認識する」、は、①の認識をしたとはいえ、人はだれでもスランプの時期があります。なので、意識して「今、スランプなんだ」と思うようにしましょう。スランプは、これはどうしようもありません。避けがたいです。でも、「あ、今自分はスランプなんだな」と思うのと、「どうしてうまくいかないんだ、よし、今日は30分ではなく1時間練習してみよう、そうすればうまくいくかも」とがむしゃらに取り組むのとでは全く違います。スランプの時期は、残念ながら、がむしゃらは通用しません自然現象ですから。バイオリズムみたいなものなのです。よって、「今、私はスランプなんだ」と受け止めるだけで、心的にも負担が軽減され、かえって今後の練習のしかたや取り組みの目途が立ちますので、まずは、「スランプだと認識」し、それを「受け止め」ましょう。そして、自分自身で納得しましょう。

➜③「技術の向上は、まっすぐ右肩上がりではなく、小さな浮き沈みの波を描きながら右肩上がりになっていくと認識する」は、上の②で述べた通り、スランプは人間のバイオリズムの「下がった一定期間」のことです。だから、まっすぐの線で右肩上がり、っていうのは人間技ではありません。それだとまるでロボットです。機械です。どんなプロフェッショナルのスポーツ選手でも、あの、将棋の藤井君でも、上下のバイオリズムの波を描きながら成長、上昇、していっていると思います。だから、今うまくいかないのは、「次への大きな成長の直前であるということです。それを認識すると良いかと思います。

➜④「①~③を認識したら、ちょっと休んでみる」は、では、具体的にどうすればいいか、ということになりますが、「休む」、これが一番の処方箋だと思っています。いったんペンを置く、立ち止まる
英語学習なども、そうです。教員時代は、スランプの学生には、いったんペンを置きなさいと伝えてきました。そこから出てくる不安、たとえば、「休んだらもう戻れなくなんじゃないですか?」「休んだら技術がおとろえていく一方なんじゃないですか?」「スランプを脱するまで、どのくらい時間がかかるの?3日?1か月?半年も??」などという考えや雑念は、いったん無視してくださいとも伝えてきました。(頭の中の)川の中に小舟を作って、その考え・雑念を放り込んで、流してください、ただ、いまは、休めばいいんです、と。
休んだ後、不思議なことに、これもバイオリズムだとは思うんですが、たいていの人に、自然に新しい考えや見方が生まれ、そこで、もう一度ペンを取る元気が生まれてきます。不思議です。
※でも無理して復活しようとしないでくださいね。

以上、
4つの処方箋を書いてみました。

結局、
着付け技術を向上させるには、
「自分の心と上手く向き合うこと」
大切なんだなと、
思ったりします。

着付けって、
器用とか、不器用とか
うまい、うまくない、とかではなく。

「いやぁ、梶原さん、
そんな4つの処方箋とか書いちゃっているけど、
そうじゃないんじゃない~?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
これもこれで、
私も私なりのペースで
書いていますので、
ご容赦くださいませ。☺

でも暴走しないようにはしますので
今後もご購読にお付き合いいただければと。(笑)

また、
当着付け教室ではこのような感じで
生徒さまに寄り添ったレッスンをしていますので、
よろしければ、サイトをのぞいてみてくださいね!
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『生徒様、お客様一人一人に寄り添って』教員歴19年、日本文化に長年携わり、現在は着付講師・着付師としてサービスを展開中|東京都中央区|マンツーマン指導個人着付け教室代表

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