~ 生徒さまに、寄り添って ~
東京都中央区月島の個人着付け教室『きものスマイル秋桜-cosmos-』主宰の梶原淳子です。銀座から地下鉄で3分、東京メトロ有楽町線・都営大江戸線の月島駅より徒歩3分の個人教室で、コミュニケーションを大切にした、じっくり丁寧なマンツーマンレッスンをしています☺
凛とした佇まい…大切にしたい日本の伝統的な衣装文化
【2022年3月4日】
卒業袴。
毎年このシーズンがやってまいりました。
当教室の生徒様も袴着付けを習いにいらっしゃっていますが、
出張着付けとしてご依頼されるお客様もいらっしゃいます。
そろそろお客様へのお着付け日が近づいてまいりましたので
朝練を始めています。
袴のみならず、
お母様方の訪問着お着付けもあるので、
いろんな着物の着付け練習をしています。
とにかく3月は繁忙期!
起床は4:30。
卒入学シーズンは長期間になりますので
朝早い時間に体を慣らしておく必要があります。
起床後は部屋の掃除(クイックルワイパーで床全部掃除)
顔を洗い、洗濯を始め、ヨガをして、
漢方を飲んでから着付け練習をしています。
この日の練習はやはり袴。
袴って、見ていても
着付けをしていても、気持ちがいい!
凛としています。
ところで
なんでこの
凛とした感が生まれるのでしょうか?
着付けをすれば、
その理由がなんとなくわかるはず!
昔の人はすごい!
このヒモ技を生み出すとは!
折り上げ、
からめ、
合理的にヒモを強固に結び上げる方法。
半幅帯に絡めた十字は
一度からげてよりずれにくく、
前に持っていく細いヒモは
前ではおしとやかに美しく、
しかし、うしろでは
最後、強固に結ばれる。
中央のボコっとしている出っぱりは、
帯の羽根を支え、土台となる。
下がり防止になっており、
これまた合理的。
袴の中の全貌を
ご覧あれ!
乱れ感たっぷり。笑
合理的だ!
この結びの
規則性と合理性、そして
機能から生まれる美しさが
袴のシャキッと感を生むのではないでしょうか!
凛とした佇まいを
生んでいるのではないでしょうか!?
※余談
私たちが普段している名古屋帯、袋帯は
ご存じのとおり、機能性はかなり低いです。
装飾的要素の強いものが今の着物帯ということですね。
さて、
その袴を取ると、
中はどうなっているのか?
こうなっています。
短いね。かわゆい。💛
特殊な着付け方法ですよ。
通常の裾上げとは違います。
そして、
袴のシャキッと感の極めつけは
この畳みではないでしょうか??!
合理的で美しい。
「出世だたみ」
といいます。
昔、武家では
ご主人様が出世するよう、
奥方様は願いを込めて畳んでいたんですね。
ということで、
袴でした!
このような伝統的な衣装が
日本にはまだ存在し、
卒業式では多くの人に着用されているとは…。
大切にしたい文化ですね。
🌸着付け教室:マンツーマンレッスン基礎コース(7回)礼装コース(3回)など
🌸移動着付け教室/ご自宅訪問レッスン:全国・関東どこでもご自宅へ出張レッスン
🌸出張着付け:銀座・月島・晴海・勝どき・豊洲など東京その他多くのエリアで承っています。
🌸お気軽にお問い合わせください☺
レッスン&サービス詳細は
☟以下のサイトをご覧ください☟
◆着付け教室
◆移動着付け教室/ご自宅訪問レッスン
◆出張着付け
◆よみがえれ・お着物プロジェクト
最新記事 by 梶原 淳子(かじわら じゅんこ) (全て見る)
- 【番外編】冬支度始める。カラー足袋やベルメゾンのHotcottなど。 - 2024年11月10日
- 着物スタイルアドバイザーの診断を受けて、着物コーデをブラッシュアップ! - 2024年11月9日
- 【着物ワードローブレッスン録】帯揚げ&帯締めの色選び!手持ちの着物&帯に合うものを - 2024年11月8日