~ 生徒さまに、寄り添って ~
東京都中央区月島の個人着付け教室『きものスマイル秋桜-cosmos-』代表の梶原淳子です。月島駅より徒歩3分の個人教室で、1対1のマンツーマン指導レッスンをしています。生徒様は東京全区・関東・全国・海外から受講中!
時代と地域によって違う✨
【2024年4月5日】
先日、あつらえた黒羽織用の羽織紐を購入してみました。
こちらです。楽天で2,400円、残り一つでした。笑
いまどき喪用の羽織紐を買う人はいないということ?19センチの長さ。やや短め。
実はこの色選び、結構大変だったんです。
皆さんは黒羽織といえば、当然黒の羽織紐と
ご想像するかもしれませんが、実は本来は白です。
喪用黒羽織に白の羽織紐というのが
昭和の時代は常識とされていましたが、
羽織紐の色というのは地域差があり、
地域によって白だったりもするし、黒だったりもします。
あと時代の変化かと思うのですが、
現代は白より黒の傾向があるという話も呉服店から聞きます。
ということで、私は
どちらの色を選んだらいいかわからなくなったので、
ここはプロに聞いてみようと
私のお世話になっている和裁士さんに連絡を取って聞いてみました。
ずばり回答、
どうやら東京は「黒」だそうです。
というか黒 もしくは濃いグレーの方が「ふさわしい」と言う表現を
していらっしゃいました。
やはり私が調べた上でも東京地域は羽織紐も黒
ということだったので、
和裁士さんの後押しもあり、
購入した色は「黒」でございます✨
※繰り返しになりますが、地域によって
白の場合もありますので、それぞれの地域で
羽織紐の色をお選びくださいね。
ということで、前置きが長くなりましたが
黒羽織の着姿をどうぞ。
身が引き締まる感じです。
なんとも言えない整った感。
丈は、あえていつもの長羽織の長さではなく、
短めにしてもらいました。
黒い生地というのは重々しいので、
背の低い私には長めは少々重すぎましたので
全体がもっと軽くなるよう膝丈の短めにしてもらいました。
(これも何度も和裁士さんと打ち合わせをしました)
さて、上記の羽織紐も結んでありますよ。帯に馴染む色ですね。
可もなく不可もなくといった感じ。笑
後ろ姿です。
紋は母方の家紋です。
こちらについては以前ブログでも紹介させていただきました。全体の着姿の写真は、必ず和裁士さんに送るようにしています。
和裁士さんも、お作りになった着物や羽織が
実際に着られるとどのような状態になるかというのは
やはり確認してみたいとのことですので
私もそれに応えて画像を送り、
言葉でも感謝の気持ちを伝えるようにしています。
横姿。このアングルで、前部分が前上がりになっておらず
横一線になっているのは
和裁士さんの技術によるものだそうです。
みなさんも羽織を羽織った姿を横から見てみてください。
最後にフロントアップです。お通夜にこういう人いそうですね。笑
昨日のブログで
帯揚げをあえて地味なグレー色にしたというのは、
その理由は
今回黒羽織の写真も撮りたかったので、
お通夜をイメージして主張のないコーディネートしたからです。
ガチガチの喪服着物ではなく、
やや落ち着いた感じの装いに、
一つ紋付黒羽織りを羽織るだけで
立派なお通夜着物コーデになります。
葬式なら、もっと暗い色の色無地などを着ていくと思います。
ということで本日のブログでは
あつらえた黒羽織の着姿や
羽織紐の色についてのうんちくをご紹介させていただきました。
みなさんはもしかしたら
喪服は洋装かもしれませんが
もしお祖母様やお母様の一つ紋付黒羽織が
お手元にあれば
きっと使える機会はあると思いますよ。
ぜひ、タンスの中を見てみてくださいね☘️
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