黒澤明監督『羅生門』の着物姿、ストーリーに感銘を受ける

『着物って楽しい!』
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東京都中央区月島の着付け教室『きものスマイル秋桜-cosmos-』主宰の梶原淳子です。銀座から地下鉄で5分、東京メトロ有楽町線・都営大江戸線の月島駅より徒歩3分の個人教室で、コミュニケーションを大切にした、じっくり丁寧なプライベートレッスンをしています☺

リアルな着姿、表現が素晴らしい

【2020年12月10日投稿】

こんにちは。
実は最近、
(今さらですが)
1950年に公開された、
故・黒澤明監督の『羅生門』をテレビでみました。

芥川龍之介の原作ですが、
こんなに、
奥深い映画とは知らず、
1時間半、一気に観てしまいました!

かなり、
ラストは衝撃です!
(私にとっては)

ところで、
時代劇を見ると、
私はついつい着物姿に目が行ってしまいます。

テレビを見ていても、
NHKの大河ドラマや朝ドラなど、
思わず衣装に注目してしまうのですね。

これに関しては、
ブログでも書いています。
→こちらをクリック→時代劇の着付けがきれいすぎて不自然
→こちらをクリック→大林宣彦監督『時をかける少女』・老女の着付け姿に衝撃

昨今の時代劇は
ちょっと着付けがきれいすぎるような気がして、
なんとなく不自然だな~と思っているのですが、
昔の映画などは
とてもリアルに着付けをしているような気がします。
上記のブログはそのようなことを書いています。

さて、
今回のこの羅生門、
衣装が、やはり、リアルだったと思います。


下人の着物のボロボロ感、
全体の汚れ感、
眉、ひげ、ヘア等々、
現代の時代劇に出てくる下人の衣装より
かなり、リアル感満載です…!
(と思います)
舞台は平安時代。

今どきの役者が時代劇しています感が気になる昨今、
(眉が整い過ぎていたり、化粧感があふれていたり、一番の興ざめは(男性役者の)耳たぶのピアス穴が目立っているとき)

映画『羅生門』は
本当に、
当時にいる人たちを
リアルに表現していると思うんですよね。

さらに、
今の時代劇衣装にありがちな、
きちっと着付け。

『羅生門』では、
それはなく、
本当に当時はこういう衣装を着ていたんだなと
思わされます。
リアルな再現、
観ている方はその世界へどんどん引き込まれていきます。

ストーリの結末に考えさせられる

ところで、
この映画は衣装が素晴らしいだけでなく、
ストーリーにも注目です。
下人の、
「人はみんな自分に都合のいい嘘を真実とする」というセリフが
ずっしりきましたね。

え?
真実をいう人は、
いないってこと…?

現代にも通用する
含蓄のある言葉ですね・・・

そして、
そう、
最後のシーンなんです!!
奥深くて、
思わず、考え込んでしまいました。

映画を観たあと、
Google検索で、
「羅生門」「黒澤明」「映画」「ラスト」「意味」
のワードで
調べてしまったくらいです。笑

でも、
観る側にゆだねる、
ということなんでしょうね。

雨で始まった羅生門の冒頭、
最後は雨が上がり、晴れ間が見える。
それと同時に捨てられた赤ん坊を引き取る男、しかしその男はどこまで真実を語っているかわからない。
しかしその男を、人間を信頼することを貫いた旅法師。

ハッピーエンドだったのか、
どうだったのか。

う~~ん、
奥深い!!

 

まあ、
とにかく、
三船敏郎はかっこよく、
京マチ子はとーーーっても可愛かった。ということで
鑑賞後感としては良しとしよう。

戦後5年後に作られた映画とは思えない、
クオリティーの高い作品でした。
他の黒澤作品も観たくなりましたよ。
みなさんのおすすめはありますか?☺

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